近畿大学では、来年春、同大15番目の学部として、新たに「情報学部」を設置する。Society5.0の実現に向けてIoT、ビッグデータ、AIなどの技術革新といった第4次産業革命が進展するなか、社会から強く求められているAI活用やデータ分析、サイバーセキュリティ対策などを扱う先端IT人材を養成する。
学部長にはソニー・プレステーション開発者として知られる久夛良木健氏が就任予定。また、3月12日にオンラインで開かれた記者会見では、久夛良木氏が「若い人とコラボレーションしたい」と述べるとともに、「世界を引っ張っていく大学、研究者、未来を創っていく人を育成していきたい」と抱負を述べた。また、一度決めたカリキュラムをただこなすのではなく、不断の見直しを行う意向を表明した。さらに、同大情報学研究所の夏野剛所長も出席し、「好奇心旺盛で、貪欲な学生に来てほしい」と、期待を込めた。