日本発明振興協会(石井卓爾会長)は、青少年、国民の科学マインドの向上につなげることを目指して、遊びながら科学の本質を学べる「サイエンストランプ」を今年も制作した。毎年作成しているもので、今年度は、日本人科学技術者が為した大発見、大発明について遊びながら学べる〝日本の科学技術者トランプ〟。日本人で卓越した業績を上げた科学技術者を取り上げた。
大人も科学技術を再認識
サイエンストランプは、小さいころから遊びを通して科学技術になじみ、理科への関心を高め、理系への意欲と能力を向上することを目指している。また、家庭内で親子で遊ぶことを通じて、大人が子どもに内容を教えることなどを通じて、大人も科学技術を再認識する機会にもなる。トランプで取り上げているテーマは、科学技術の基本的原理を教えるもの。また、カードに書かれた内容は学ばなければならない重要な課題で、正確に記述されていることから、教育現場でも十分利用できる水準を保っている。
同協会では、このトランプを、青少年をはじめ国民の間で広く利用してもらうことで、科学技術分野での日本の貢献を理解し、また、日本人の偉人を身近に感じることにより、青少年の理科離れ対策にも役立つものと期待している。また、学校の授業での活用は理科の学習効果を高めるとしている。
協会ではこれまで、『DNAトランプ』『元素周期律トランプ』『電気トランプ』『プレートテクトニクストランプ』『ニュートン力学トランプ』『科学技術偉人トランプ』『方程式と◇トランプ』を制作し、子供や保護者、教員らから好評を博してきた。
問い合わせは同協会(電話03‐3464‐6991 FAX03‐3464‐6980)まで。