令和3年度文部科学省新規採用職員の入省式が、去る4月1日に同省講堂で執り行われた。今年度は新たに66名が文部科学省の門をくぐった。
入省者を代表して荒木真歩さんが挨拶。「文科省が担う教育、科学技術・学術、文化、スポーツの4分野は、社会の在り方が変化するなかでも、突然の災禍が降りかかるなかでも、その営みそのものを絶やすことはできません」と、文科行政への思いを語った。
その上で「私たちがこれから挑むこれら4分野の仕事は、その振興を通じてわが国と世界の未来をつくるという、きわめて責任の重い仕事であり、一日も早く、一人前の職員としてこの志の高さに見合った貢献ができるよう、精いっぱい努力を重ねる所存です」と述べ、精進を誓った。
萩生田大臣「共に課題解決に取り組みたい」
萩生田大臣は訓示で、希望と熱意に若い力を文科省に迎えたことに対する喜びの言葉を口にし、「今の日本そして世界には、課題がまだまだ山積していますが、社会の変容により課題も変わっていきます。文部科学省の組織全体も、そういった変化に合わせ、しなやかにそして前向きに課題解決に取り組む必要があります。若い皆さんともコミュニケーションをとりながら、共に課題に果敢に取り組むのを楽しみにしています」と激励の言葉を述べた。