2021年3月11日 ヤングケアラーのサポート充実へ  文科省と厚労省がPT発足

 通学や仕事のかたわら、障害や病気のある親や祖父母、年下の兄弟姉妹などの介護や世話をしている高校生や小中学生、大学生らを「ヤングケアラー」という。介護のために学業に遅れが出たり、進学や就職を諦めたりするケースもみられることから、行政などのサポートをより充実することが強く求められている。

 こうした状況を鑑みて、文部科学、厚生労働両大臣が共同議長を務める省庁横断型のプロジェクトチームを発足し、3月17日夕に第1回会合を開催することが決まった。

 親などの看護や介護を行わざるを得ない児童生徒らに対する福祉・介護・医療・教育といった支援のあり方について議論する。初会合では両省庁のヤングケアラーに対する支援の取組の報告を通して、不足している点などを確認。さらに、有識者によるヒアリングなどを予定している。

 プロジェクトチームには、両大臣の下、文部科学省は初等中等教育局長、同局児童生徒課長、総合教育政策局地域学習推進課長、厚生労働省からは子ども家庭局長をはじめ社会・擁護局保護課長、生活困窮者自立支援室長、老健局認知症施策・地域介護推進課長らが構成員として名を連ねている。


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