大学共同利用機関法人情報・システム研究機構国立情報学研究所シンセティックメディア国際研究センターの越前功センター長と山岸順一副センター長の研究チームが開発したAIが生成したフェイク顔映像の真偽を自動判定するプログラム『SYNTHETIQVISION(シンセティックビジョン):Synthetic video detector』を㈱サイバーエージェント(東京都渋谷区)が採用し、タレント等の著名人のディープフェイク映像検知で実用化することになった。NIIは情報学分野での研究成果を社会問題解決のために応用・展開する社会実装に取り組んでおり、『シンセティックビジョン』の実用化は、流通する多様なメディアの信頼性確保につながるもの。
この研究成果は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業 CREST「VoicePersonae: 声のアイデンティティクローニングと保護(研究代表者:山岸順一氏)」、「インフォデミックを克服するソーシャル情報基盤技術(研究代表者:越前 功氏)」、さらにJST研究成果最適展開支援プログラムA‐STEP(トライアウト)の「AIにより生成された顔映像フェイクメディアを検出する技術の確立(研究代表者:越前 功氏)」により開発された。