高エネルギー加速器研究機構(KEK)では、つくばキャンパス正門を入ってすぐ左の国際交流センターのギャラリーで、加速器を使った科学や技術の企画展を始めた。初回は、フォトンファクトリー40年の歴史を振り返り、多くの研究分野の中からタンパク質の研究について取り上げる。現在では効率化・自動化されている技術に世界で初めて取組、現在の〝当たり前〟の基礎を築いた研究者の協力のもと、今では希少な存在となった1980年代の実験装置などを展示している。
科学研究は、学術や技術の進歩や時代のニーズによって、その対象と手法が移り変わる。加速器で生み出した光を物質や生命の研究に使うための実験施設フォトンファクトリーは、光を出し始めてから40年を超え、その間に多くの研究成果を出しつつ目まぐるしいほどの技術革新を遂げてきた。かつて大活躍した手法や技術は、今では、さらに進化を遂げていたり、あるいは全く別のものに置き換わって使われなくなっている。
【KEKギャラリー企画展】
開催中 〜 4月23日㈰予定
国際交流センター KEKギャラリー(自動ドアを入ってすぐ)
毎日 午前9時30分〜午後4時30分(常設展示施設コミュニケーションプラザと同じ)
入場無料・予約不要
【ミニスタンプラリー】
開催中〜3月11日㈯
スタート地点:つくば駅前特設展示「POP intoサイエンス」
茨城県つくば市吾妻1‐6‐1 トナリエつくばスクエア(アクセス)クレオ3階
毎日 午前10時〜午後8時
入場無料・予約不要