科学技術振興機構(JST)は、グローバルサイエンスキャンパス(GSC)令和4年度全国受講生研究発表会を10月16日と11月6日に開催し、文部科学大臣賞以下、優秀賞を決定した。
GSCは、世界を舞台に活躍できる科学技術人材の育成を目的として、卓越した意欲と能力を持つ高校生などを対象に、各地の大学等で国際的な活動を含む高度で体系的な育成プログラムを開発、実施する取り組み。
9回目となる今回の発表会では、同事業を実施している全国の機関で学んだ受講生51人が計44件の発表を行い、日頃の研究活動の成果を披露した。
GSC推進委員会委員長の大路樹生・名古屋大学特任教授は総評の中で、「受講生の研究は皆レベルが高く、熱心に研究を続けた結果が発揮されたと感じています。感染症の影響が続いているものの、研究室での高度な探究活動、またフィールドでの長期にわたる調査が実を結んだと思います。研究はこれで終わりではなく、これからも続くものです。今後もご自分の研究を発展させ、グローバルに活躍することを期待します」と述べている。