科学技術振興機構(JST)は、昨年12月3日に各都道府県会場で分散開催した「第9回科学の甲子園ジュニア全国大会」で、東京都代表チームが優勝した。1月17日にオンラインで開催された表彰式で発表した。
「科学の甲子園ジュニア全国大会」は全国の中学生が科学と実生活のつながりに気付き、科学を学ぶことの意義や楽しさを実感できる場を提供することを目的として、平成25年に創設された。
全国大会の予選となる都道府県大会には、全国の中学1、2年生2万4070人がエントリー。全国大会では、各都道府県から選抜された6人が1チームとなり、合計47チーム、282人の中学生たちが、各会場で物理、化学、生物、地学、数学、情報の筆記競技に取り組んだ。
筆記競技の総合得点(各分野50点の計300点満点)により、優勝は東京都代表チーム、第2位富山県代表チーム、第3位京都府代表チームとなった。
次回、「第10回科学の甲子園ジュニア全国大会」は、今年12月上旬に、兵庫県姫路市にて開催される予定。
JSTでは、発達段階に応じて才能を伸ばせるよう体系的な人材育成を推進している。今後も「科学の甲子園ジュニア全国大会」をはじめとする事業の実施を通じて、科学好きの裾野を広げ、生徒が才能を十分に発揮し、切磋琢磨する機会を提供する方針だ。