科学技術振興機構(JST)は、科学好きの裾野を広げるとともに、次世代の科学技術イノベーションの創出を担う優れた人材の育成を目的として、全国の中学生が都道府県を代表して科学の力を競う「第10回科学の甲子園ジュニア全国大会」を12月2日㈮から4日㈰まで、兵庫県姫路市で開催する。
この大会は、全国の中学生が科学と実生活・実社会との関連に気付き、科学を学ぶことの意義や楽しさを実感できる場として実施しています。全国大会では、各教育委員会が実施した都道府県大会で選出された47の代表チームが6人1チームで、理科や数学などの複数分野にわたる「筆記競技」と「実技競技」に取り組み、総合点を競う。各地での代表選考には、総計2万4589人の生徒がエントリーした。
また、この大会は産学官が一体となった新たな科学技術系人材育成モデルとして設計されており、この趣旨に賛同した19の企業と団体が、協賛または応援機関として大会への支援を決定している。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大会は無観客で実施する。
JSTでは、発達段階に応じ才能を伸ばせるよう体系的な人材育成に取り組んでおり、「科学の甲子園ジュニア全国大会」や、今年度で12回目を迎える高校生版「科学の甲子園全国大会」などの事業を通じて、科学好きの裾野を広げ、活躍する機会を提供することとしている。
大会の概要や出場チームなどの詳細は、ホームページ等で公開している。