順天堂大学医学部附属静岡病院は、静岡県東部地区の基幹病院として、小児外科を今年2月に開設し、準備期間を経た後、4月から本格稼働し診療を開始した。これまで静岡県東部地区で小児の手術が行える施設はごく限られており、新生児外科や急性疾患をはじめとする対応が困難な患児は遠方の他施設へ搬送していた。今回の同病院での小児外科開設により、ほぼ全ての小児外科疾患が東部地区で治療可能となり、地域医療提供体制をさらに充実させることができた。同病院の特色は次のとおり。
<特色>
〇24時間365日、いつでも診察
〇より低侵襲な内視鏡手術(腹腔鏡・胸腔鏡)を積極的に取り入れ、患児に負担の少ない安全で優しい治療を行う
〇胎児診断症例は産科と連携して出生前からサポート
〇新生児外科疾患は新生児科と連携して迅速に対応
〇包茎、埋没陰茎、尿道下裂、停留精巣、水腎症などの小児泌尿器科疾患についても専門的な治療が可能
〇一般的な小児外科疾患はもちろん、どんな小さなお悩みでも丁寧に対応