順天堂大学医学部人体病理病態学講座(附属練馬病院病理診断科)の小倉加奈子先任准教授は、編集工学研究所と協力し、中高校生~一般向けの医学をめぐる学際的な教育コンテンツ『おしゃべり病理医のMEdit Lab』を提案し、経済産業省『未来の教室』STEAMライブラリー事業に2年連続で採択された。今後は、順天堂大アドミッションセンターの支援のもと、経済産業省と連携しながら高大産学連携の一環として事業を継続する予定。
経産省は、子ども達が未来を創る当事者(チェンジメイカー)に育つための学習環境を構築するために、2018年度から「未来の教室」事業を進めており、昨年度ICTで活用できる動画教材を無料で公開する「STEAMライブラリー」を立ち上げた。
小倉先任准教授は、編集工学研究所と協力し、中高校生~一般向けの医学をめぐる学際的な教育コンテンツ『おしゃべり病理医のMEdit Lab』を提案し、医学分野では昨年度に続き、唯一採択された。
今年度は、昨年公開した教材の魅力や活用方法を提供する動画コンテンツとともに、新しい教材の開発にも取り組んでいる。今年度提案する新規教材『おしゃべり病理医のMEdit Lab–医学にまつわるココロ・カラダ・コトバワーク』は、三つのテーマに分けた対談型の動画教材で、それぞれにユニークなワークが出題される形式のもの。取り組む子ども達だけでなく、教員や保護者も共にわくわくしながら学べる教材となっている。