2021年11月25日 【順天堂大】感染症の知識向上へ 教育プログラムを開発・公開

 

順天堂大学医学部総合診療科学講座の内藤俊夫教授と森博威准教授らは、医学部生や医師に向けた感染症の知識向上、さらなる教育の充実を目的とした教育プログラム「Infection Buster」(https://juntendo-infectionbuster.com/)を開発・公開した。このプログラムは、将来感染症の治療に従事する可能性のある医学部生や医師であれば誰でも使用できるようLINE Botとして開発した。

新型コロナウイルス感染症の流行・拡大が社会に大きな影響を与えており、生活様式や働き方、医療などでさまざまな変化をもたらしている。特に医療の観点からは、感染症に対する正確な知識の習得や感染症医療人材の養成が急務となっている。医学部学生、研修医や医師に対する感染症医学教育は様々な取り組みや工夫がされているが、未だ十分ではないのが現状。国内の感染症蔓延やインバウンド感染症など、今後も感染症への関心と知識は必要になると考えられる。

そこで、順天堂大医学部総合診療科学講座は医学部学生や医師に向けて感染症の新しい教育方法を提供するとともに、感染症治療や感染対策に対する知識向上を目的とした教育プログラム「Infection Buster」を開発しました

「Infection Buster」は、LINEのトーク画面から1日1問ずつ、問題を解くことができる。問題を解いた後は回答が表示され、回答の説明もあるため普段使用しているLINEで手軽に学習が可能。

また、ⅬINEでこれまでの学習履歴や成績一覧を見ることができる。正答数や学習進捗が確認でき、学習意欲が出るように工夫している。さらに、問題を解くだけでなく、最新情報の入手も可能。感染症に関する最新情報が、順天堂大医学部総合診療科学講座からLINEで届く。臨床に役立つ最新の知識と情報を得ることができる。


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