順天堂大学医学部人体病理病態学講座(順天堂大学練馬病院病理診断科)の小倉加奈子先任准教授と發知詩織助手は、課題を見つけ、解決する力を育むSTEAM教育で医学部初の試みとなる『MEdit Lab 順天堂大学STEAM教育研究会」を学内に発足した。研究会では、研究会メンバーが経済産業省「未来の教室」STEAMライブラリー事業で開発した動画教材「おしゃべり病理医のMEdit Lab」を活用したセミナーを開催。さらに、専用サイトを通してさまざまな情報を配信するなど、高大連携を進めながら、リベラル・アーツとしての医学や医療情報の共有の場を構築する。(研究会サイトURL https://meditlab.jp/)
■「MEdit Lab 順天堂大学STEAM教育研究会」発足の経緯
小倉先任准教は、2020年8月に経済産業省が公募した「学びのSTEAM化」実現に向けたSTEAMライブラリー事業に対して、編集工学研究所と協力し、高校生から一般向けの医学をめぐる学際的な教育コンテンツ「おしゃべり病理医のMEdit Lab -医学Medicine×編集Editで世界を読む」を提案。医学分野として唯一採択され、2021年3月に提案したコンテンツが一般公開された。その後、翌年にも同事業に2年連続で採択され、コンテンツの拡充を図った。今後、これまでに制作した動画教材を活用し、STEAM教育と研究活動の場の構築を進めることを目的に、「MEditLab 順天堂大学STEAM教育研究会」を発足した。