■ポイント□
〇15名の受け入れを決定
〇生活支援金、月額6万円を支給
〇学是「仁」の精神に基づき、引き続きサポート
学校法人順天堂は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響で教育や研究を継続することができなくなったウクライナの学生や研究者を受け入れ、教育や研究の機会を提供することを決定した。
ウクライナではロシア軍による空爆で病院や教育施設が破壊され、学生・研修医・研究者などが学びの機会を失い、将来に深刻な影響を及ぼしている。ウクライナの未来をこれから築く者が学びを諦めることのないように、同大ではウクライナ学生らを一時的に受け入れる対応を実施する方針。
受入対象はロシアによるウクライナへの軍事侵攻により、教育や研究の機会を安全に確保することができなくなった学生・研修医・研究者。4月25日現在で、学生、研修医各6名、研究者3名の計15名の受入れを決定している。
受入期間は今年7月から3ヵ月または1年間の予定。ただし、ウクライナ情勢の行方により延長の可能性もある。渡日・帰国に必要な往復航空券を提供するとともに、同大の寮を無償提供する。さらに生活支援金として月額6万円を支給し、授業料の不徴収。
順天堂では、他を思いやり、慈しむ心、同大の学是「仁」の精神に基づき、未来を担う学生が学業を継続できるよう、引き続き支援に取り組む。