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■ポイント□
〇学費免除・奨学金支給・居住地無償提供
〇医療系私立大学で唯一の「国費外国人留学生の優先配置を行う特別プログラム」支援採択
〇日本語を学ぶカリキュラムも提供
関西医科大学（大阪府枚方市）は、研究の国際化と国際貢献のため、国際大学院を今年９月に開設した。アジア・アフリカ・中東・東欧各国の協定大学等から推薦を受けた極めて優秀な学生を医学研究科医学専攻（博士課程）に迎え入れ、日本と関係国間の医学・医療に貢献できるリーダーを養成することを目的としたもの。
７名の入学者のうち３名は、昨年度、医療系私立大学では唯一採択された文部科学省「国費外国人留学生の優先配置を行う特別プログラム」の支援を受けた国費外国人留学生。ほかの４名には、慣れない国での学費等の費用面や生活面などの心配をせずに医学の研鑽に没頭できる環境を提供できるよう、学費免除、奨学金支給をはじめ、関医タワー内の留学生向け施設に無償で居住可能とするなど、関西医科大が全面的な支援をしている。
また、学生には、各自の研究活動を行うだけでなく、地域社会・文化等のさまざまな活動にも積極的に参加して一層の知見を広めてもらいたいとし、カリキュラムの中に日本語を学ぶ科目を取り入れている。
関西医科大医学研究科の理念は、〝医学に関する基礎生命科学の基礎理論並びに先端医療への応用を学習・研究することにより、医学研究者として自立し国際的に研究活動を行うに必要な高度の研究能力と、指導的立場たるにふさわしい豊かな学識及び人間性を養う〟ことにある。国際大学院はこの対象者を世界に広げ、同大の国際化に大きく寄与するもの。
国際大学院開設に合わせ、諸外国の標準である９月の秋入学を同大で初めて導入。１０月４日に、枚方キャンパス医学部棟４階中会議室で入学式が挙行され、山下敏夫理事長、友田幸一学長をはじめ７人の入学者と指導教員が出席した。
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