■ポイント□
○昭和61年(1986年)竣工の11月ホールを改修し、リニューアルオープン
○音響・調光設備に最新機種を導入することで、舞台演出の表現の幅が大幅に向上
○大ホールの座席の入れ替え、座席スペースの拡幅、照明のLED化なども実施
近畿大学は4月1日に、東大阪キャンパス内にある多目的ホール『11月ホール』をリニューアルオープンした。昭和61年(1986年)に竣工し、創立記念日(11月5日)などから名付けられたこの施設は、1000人以上を収容する大ホールを備え、多くのイベントを開催してきた。令和7年(2025年)の創立100周年を見据え、耐震補強を行うとともに、時代に即した使いやすい施設にするため改修を行った。
11月ホールのリニューアルは、①多様なイベントへの対応、②利便性の向上、③環境への配慮‐という三つのテーマに沿って行われた。
音響・調光設備に最新機種を導入し、舞台演出の表現の幅を大幅に向上させることで、これまで以上に多様なイベントへの対応が可能となった。また、大ホールの座席をすべて入れ替え、座席周囲のスペースを拡幅することで、立ち座りや通行がしやすい仕様へ改修した。
さらに、環境への配慮として、空調設備を更新し照明をLEDにすることで省エネルギー化を図り、サスティナビリティの向上も実現した。