□ポイント■
〇障がい者の就業促進を目的として設立した「近大ウィズ」が特例子会社に認定
〇近畿大学全体で障がい者の就業促進に貢献
〇大学周辺の支援学校と連携しスタッフを雇用することで、地域貢献を目指す
学校法人近畿大学(大阪府東大阪市)が障がい者の就業促進を目的としたグループ会社として設立した㈱近大ウィズが、8月31日付で「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく特例子会社に認定された。学校法人が母体の子会社で「特例子会社」の認定を受けるのは、大阪府下では初めて。
学校法人近畿大学は、障がい者の雇用促進を目的とした新会社として、今年3月7日に「近大ウィズ」を設立し、8月31日付で布施公共職業安定所から特例子会社に認定された。
近大ウィズは、近畿大学東大阪キャンパスに本社・事業所、医学部・病院が所在する大阪狭山キャンパスに事業所を設け、周辺の支援学校等から障がい者10人を採用。郵便物・宅配受発送業務、診療材料の小分け業務などを実施している。
「近大ウィズ」という名称は、学校法人近畿大学の一員として共に輝くことを目標として命名した。今後は、支援学校との連携を継続し、教育と医療を担う近畿大学のキャンパスでの様々な業務を通じて、障がい者とともに社会貢献に貢献することとしている。