■ポイント□
〇附属農場の『近大おいし蕎麦』と『近大おいし鴨』を使用したメニューを地元和食専門店で販売
〇附属農場の研究成果を、市民らに味わってもらえる商品として提供
〇近畿大附属和歌山中学校生徒がソバの収穫を行い、実学教育を実践
近畿大学附属生石農場(和歌山県有田川町)は、㈱信濃路(和歌山市)グループの和食専門店「信州そば うどん 信濃路」に、研究成果である『近大おいし蕎麦』と『近大おいし鴨』を提供する。12月24日㈯から、蕎麦と鴨を使用したメニューが販売される。
近畿大附属生石農場では、生石高原の冷涼な気候を生かして、昨年から蕎麦の栽培研究に着手し、「信州大(しんしゅうおお)そば」の栽培を開始した。「信州大そば」は、主に長野県で栽培されている品種で、種実が大きく収量性に優れ、弾力のある食感が特徴。栽培した蕎麦は『近大おいし蕎麦』と名付け、今年10月に、近畿大附属和歌山中学校の1年生20名と㈱信濃路の社員5名が参加して、収穫体験学習を実施した。
また、生石農場では、高地の冷涼な気候を生かして合鴨を肥育しており、『近大おいし鴨』として提供している。温度管理や水にこだわり、一羽あたりの肥育面積を広くすることで鴨へのストレスを減らす工夫を施している。