■ポイント□
〇近畿大附属生石農場で育てたビーツ2品種を使用したメニューを地元の人気カフェで販売
〇ビーツは、栄養価が高く、スーパーフードとして注目を集めている野菜
〇スープとサラダとして提供し、ビーツ独特の鮮やかな色や風味を楽しめる
近畿大学附属生石農場(和歌山県有田郡有田川町)は、障がい福祉サービス事業を展開する特定非営利活動法人ジョイ・コム(和歌山県和歌山市)運営のカフェ「toco*towa DELI」に、研究成果であるビーツを提供する。7月8日から、「ソーレ」と「ゴルゴ」という2品種のビーツを使用したメニューが、期間限定でランチプレートに加わる。
近畿大附属生石農場では、生石高原の冷涼な気候を生かし、平成30年(2018年)からビーツの栽培研究を行っている。ビーツは、ヒユ科フダンソウ属の根菜で、鮮やかな赤い色が特徴。日本ではあまり馴染みがないが、栄養価が高く、スーパーフードとして注目を集めている。
今回、toco*towa DELIに提供するのは、根の断面、葉柄、葉まで暗赤紫色で独特の甘みが魅力の「ソーレ」と、断面が紅白の年輪模様で程よい歯ごたえのある「ゴルゴ」の2品種。
「近大野菜のビーツを使用した冷製ビシソワーズ」は、「ソーレ」を使用した色鮮やかなスープで、バターや牛乳を使わず、チキンコンソメと豆乳ベースの優しい味が特徴。「近大野菜のビーツと生ハムのレモンサラダ」は、「ゴルゴ」と生ハムをあわせてサラダにしたメニューで、「ゴルゴ」の特徴ある紅白の年輪模様と独特の風味を楽しむことができる。