【近畿大】通信教育部と屋久島おおぞら高校が高大連携覚書を締結　通信制高校卒業者の大学進学率向上を目指す

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□ポイント■

〇通信制高校卒業者の大学進学率向上に寄与することを目的に覚書を締結

〇屋久島おおぞら高校在学中に、近畿大学通信教育部の授業が受講可能に

〇修得した単位は、近畿大学通信教育部に進学すれば修得済み単位として認定

近畿大学通信教育部と広域通信制高校の屋久島おおぞら高校（鹿児島県熊毛郡屋久島町）は、去る７月２０日、通信制高校卒業者の大学進学率向上につなげることを目的に、高大連携の覚書を締結した。

ここ数年、全日制高校と比べて指定された登校日が圧倒的に少なく、多様な登校・通学スタイルを選択することができるため、進学先に通信制高校を選ぶ生徒が増えている。

２０１１年に通信制高校を選択した生徒は高校入学者の３．９％に過ぎなかったが、２０２１年には６．６％まで増えた。一方、全日制・定時制高校卒業者の５７．４％が大学に進学するのに比べ、通信制高校卒業者の大学進学率は１９．５％に留まっている。

今回の覚書によって、通信制の大学と高校が連携し、高校在学時に培った通信制特有の学習方法を生かしつつ、スムーズに大学での学習に移行させ、通信制高校卒業者の大学進学率向上につなげることを目指している。

覚書の締結によって、近畿大通信教育部は、屋久島おおぞら高校の生徒を科目等履修生として受け入れ、高校在学中に通信制大学の学習を体験する機会を提供する。また、屋久島おおぞら高等学校は、本校と全国４５カ所のサポートキャンパスを、近畿大通信教育部のスクーリング会場、試験会場として提供する。

さらに、屋久島おおぞら高校の生徒が高校在学中に近畿大学通信教育部の単位を修得すると成績証明書が発行され、近畿大学通信教育部に進学すれば修得済みの単位として認定される。また、入学金（２万円）も免除される。

近畿大通信教育部が高校と覚書を取り交わすのは、今回が初めて。

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