2022年11月16日 【近畿大】薬学部生による紀州アカモクPRイベント第4弾 「美になる海藻 紀州アカモクを味わいに行こう!!」

近畿大学薬学部(大阪府東大阪市)の学生と紀州日高漁業協同組合(和歌山県御坊市)は、「紀州アカモク」を使用したメニューなどをPRするため、11月19日㈯・20日㈰に、道の駅・白崎海洋公園と大引漁港(ともに和歌山県日高郡由良町)で、「美になる海藻 紀州アカモクを味わいに行こう!!」と題したイベントを開催する。

紀州日高漁業協同組合は、加工事業でワカメを主な産品としていたが、組合員の高齢化に伴い生産が困難になっていた。そこでワカメに代わる産物として、5年前からアカモクの収穫を積極的に行っている。

近畿大薬学部医療薬学科の多賀 淳教授は、紀州日高漁業協同組合から依頼を受け、平成28年(2016年)から和歌山県で採れるアカモクの成分分析研究を実施。「紀州アカモク」のなかに美容成分であるフコイダンという水溶性食物繊維が多く含まれていることを確認した。

これを受け、薬学部生と紀州日高漁業協同組合が共同で、健康に配慮しつつ美味しく食べられる「アカモク丼」や「アカモクカレー」等のメニューを開発。近畿大学内の食堂での限定販売や、地元スーパーでの販売イベントを行うなどして紀州アカモクをPRしてきた。その後、紀州アカモクはプレミア和歌山(和歌山県優良県産品)にも選ばれて、人気を集めている。

「美になる海藻 紀州アカモクを味わいに行こう!!」は、産地である和歌山県民に紀州アカモクを知ってもらおうと、平成29年(2017年)から行っている紹介イベントの第4弾。コロナ禍で2年間休止していたが、今年から、絶景の地として人気の白崎海洋公園と大引漁港で再開することになった。

当日は商品開発に関わった薬学部生も参加して、アカモクのネバネバ成分である「フコイダン」の説明や紀州アカモクの試食会などを行い、アカモクの認知度を高め、「漁の邪魔」と忌み嫌われる海藻だったアカモクの活用による海洋保全を呼びかける。

試食会では、アカモクという素材の良さを味わってもらうため、出汁で味付けしただけの最もシンプルなメニュー「冷製アカモクうどん」を提供するほか、「紀州アカモク」および紀州アカモクから生まれた美容液「AKKYURA」の販売も行う。


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