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〇東大阪の町工場と共同開発した「近の鶏卵」使用の加工食品第3弾としてカステラを販売
〇カステラは原材料の約3割を卵が占めるため、「近の鶏卵」を最も生かせる商品
〇酸素ガスを抜いた「脱気水」を使用することで、原材料の風味を向上
近畿大学薬学部と同大の地元・東大阪の町工場、㈲マシン・メンテナンス・サービスは、共同開発した卵「近の鶏卵」と、親鶏の飼育にも用いている酸素ガスを抜いた脱気水「エアレスウォーター」を使用した『近の鶏卵カステラ』を開発した。和菓子製造の㈱三源庵(京都市)の職人が昔ながらの製法で丁寧に焼き上げており、5月10日から、新しいものや体験の応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で先行販売している。
近畿大薬学部と㈲マシン・メンテナンス・サービスは、酸素ガスを抜いた脱気水「エアレスウォーター」で育てた鶏が産んだ卵のコレステロール量が、通常の飼育水を摂取した場合に比べて低減することを研究で明らかにし、平成28年(2016年)に「近の鶏卵」として販売を開始した。
「近の鶏卵」はこれまでに、第1弾として出し巻玉子、第2弾にプリン「プリンのひ・み・つ」といった加工食品として販売され、キャンパス内の食堂や大学病院内のレストランではオムライスなどに調理されて提供されてきた。
今回、京都伏見で人気のカステラ専門店、㈱三源庵とタッグを組み、加工食品の第3弾として『近の鶏卵カステラ』を開発した。カステラは、原材料のうち約3割を卵が占め、卵勝負の和菓子と言われるため、「近の鶏卵」を最も生かすことができる。
また、菓子製造の肝となる水として脱気水「エアレスウォーター」を使用することで、卵や小麦粉など原材料本来の風味が向上し、上品でしっとり優しい口溶けで卵の優しい甘さが広がる贅沢の極みを感じられる商品に仕上がった。