□ポイント■
〇経営学部生が、日本の伝統食で栄養価の高い納豆を用いたグラノーラを開発
〇ダイエットに効果的であると最近注目されているオートミールとドライ納豆を組み合わせた商品
〇学生は商品企画・商品開発・マーケティング・販売などを実学教育として学ぶ
近畿大学経営学部経営学科の古殿幸雄教授ゼミは、納豆の生産・販売を手掛ける㈱エイコー食品(大阪府門真市)と「納豆屋さんのグラノーラ」を共同開発し、1月31日から販売する。
納豆は日本の伝統食品の一つで、5大栄養素全てが含まれているスーパーフードとして知られ、食物繊維も豊富なため満足感も感じやすい食材。近畿大学経営学部の古殿ゼミでは、㈱エイコー食品から委託を受け、令和2年(2020年)から納豆のクセを抑えたスイーツの開発を行ってきた。これまでにも、昨年6月にヴィーガン納豆チョコレートを開発し、販売している。
今回、ドライ納豆に、ダイエットに効果的であると最近注目されているオートミールを掛け合わせた納豆グラノーラを開発した。納豆を乾燥させたドライ納豆は、真空状態でフライにすることで、美容効果も期待できるイソフラボンや、血流改善作用があるナットウキナーゼなどの栄養素を残したまま、サクサク食感を味わうことができる。
納豆の味を残しつつ、オートミールの独特の味を砂糖ときな粉で抑えて食べやすくしており、おやつとして、ヨーグルトや豆乳をかけて食べてもらうのもお薦め。不要なものを一切使用しない、素材にこだわった健康志向の商品として、多くの人に手に取っていただけるような商品を目指している。