■ポイント□
〇幅広い世代に映画祭をアピールするとともに、PRに継続的に生かせるロゴとロゴタイプをデザイン
〇イベント名の日本語表記とハングル表記をモチーフに、鮮やかなカラーで両国の未来をイメージ
〇駐大阪韓国文化院とのコラボレーションを通じて、日本と韓国の文化交流促進と活性化を図る
近畿大学文芸学部(大阪府東大阪市)芸術学科造形芸術専攻の安 起瑩(あん きよん)教授ゼミでグラフィックアートを学ぶ学生が、駐大阪韓国文化院(大阪市)から依頼を受け、同文化院主催の「大阪韓国映画祭」の公式ロゴとポスター用ロゴタイプをデザインした。このロゴとロゴタイプは、今年9月23日から25日までグランフロント大阪で開催される映画祭で使用されるとともに、来年以降も継続的に用いられる。
大阪韓国映画祭は今年で8回目の開催となり、今回は日本未公開の韓国映画5作品が紹介される予定。日本の若者をはじめとする幅広い世代にこの映画祭をアピールするとともに、PRに継続的に生かせるよう、ロゴとポスター用ロゴタイプをデザインしてほしいという駐大阪韓国文化院からの依頼を受け、近畿大学文芸学部芸術学科造形芸術専攻の学生が制作した。
「ロゴやロゴタイプを見ただけで映画祭が連想できるような分かりやすいデザイン」というコンセプトで、2~4年生が38点のデザイン案を同文化院に提案した結果、公式ロゴには3年生の西野里音さんによる案が、ロゴタイプには3年生の鈴木美春さんの案が採用された。
イベント名の日本語表記とハングル表記をモチーフに、両国の未来をイメージする鮮やかなカラーを用いて、ポップで明るい印象が伝わるようなデザインにしている。採用に至らなかった作品についても、映画祭会期中に会場に展示して来場客に披露される。また、学生らは映画祭の運営にも協力してイベントの進行に携わり、駐大阪韓国文化院とのコラボレーションを通じて、日本と韓国の文化交流促進と活性化を図る。