□ポイント■
〇平城宮跡歴史公園などの管理業務を行うネクスト・アクシスが包括連携協定を締結
〇「まちづくり」に関する共同研究や防災、農業の6次産業化などの分野で相互発展をめざす
〇農学部生が平城宮跡歴史公園などでイベントを実施し、地域経済の活性化に取り組む
近畿大学は、平城宮跡歴史公園やなら歴史芸術文化村などの管理業務を行う㈱ネクスト・アクシス(大阪府東大阪市)との間で、包括連携協定を去る6月30日に平城宮跡歴史公園「天平みはらし館」に締結した。
近畿大とネクスト・アクシスが締結した協定は、さまざまな分野で互いの特性を生かした研究や技術開発、連携を行うとともに、ネクスト・アクシスが奈良県から指定を受けて管理業務を行う「県営平城宮跡歴史公園」や「なら歴史芸術文化村」などで、新たな価値の創造や相互の発展を目指し、社会の課題解決に取り組むことを目的とするもの。
近畿大は奈良市内に農学部のキャンパスを有しており、奈良県とも包括的連携に関する協定を締結するなど、奈良と深いつながりがある。今後は、農学部を中心にネクスト・アクシスと連携し、農業の6次産業化やオリジナル商品の新規開発、観光を中心とした地域経済の活性化、指定管理施設での講演やセミナー、学生が企画するイベント等の実施を予定している。
協定内容は、①特色のある店舗・オリジナル商品の新規開発やPR、②農業の6次産業化に関すること、③大学内外での授業や講演会、セミナー、見学会等、④文化・福祉・健康の増進に関することなど。