□ポイント■
〇デザイン、ビジネス、テクノロジースキルを持つ「高度デザイン人材」育成のため研究所開設
〇学部、学問分野を横断した〝オール近大〟で、デザイン力を生かし教育・研究課題に取り組む
〇革新的アイデアを求める企業の相談を広く受け付け、理論と実践の両輪で社会課題に挑む
近畿大学は、今年4月に学部横断型の新しい研究機関「デザイン・クリエイティブ研究所」を開設し、このほど同拠点となるスペースが東大阪キャンパスのアカデミックシアター内に完成した。
デザイン・クリエイティブ研究所は、近畿大としては19番目の研究所となり、デザイン、ビジネス、テクノロジーのスキルが結合した「高度デザイン人材」の育成を目指して開設された。学部や専門分野の枠を超えて、〝オール近大〟でデザイン力、リーダーシップ、ビジネススキルを涵養し、創造的に課題解決ができる人材を養成する。
デジタルトランスフォーメーション等の発展によって、既存のビジネスモデルにとらわれず、課題を創造的に解決できる高度デザイン人材の需要が高まっている。近畿大では、「実学教育」を建学の精神として、医学から芸術まであらゆる分野を網羅する総合大学として、社会の要請に応え、課題を創造的に解決し、未来のビジョンを創り出す企画力・構想力を持った人材を育成するため、「デザイン・クリエイティブ研究所」を設立した。
同研究所は、経営学部、文芸学部、情報学部の教員を中心に、専門分野を超えた〝オール近大〟の組織として、クリエイティブ力に長けた研究者のネットワークや若い学生の感性を総動員し、デザインの力で課題解決をめざす。
地元・東大阪市や八尾市のモノづくり企業だけでなく、革新的アイデアを求める企業の相談を広く受け付け、理論と実践の両輪で社会課題に挑む。