■ポイント□
〇契約時の書面や押印のやり取りを廃止し、Web上で契約締結ができるサービス「SMBCクラウドサイン」を導入
〇脱ハンコでペーパーレス化を推進するとともに、郵送代、印紙代などの費用を削減
〇押印、郵送、原本保管などの作業がなくなり、業務効率化を実現
学校法人近畿大学は、SMBCクラウドサイン㈱(東京都港区)が提供するクラウド型電子契約サービス「SMBCクラウドサイン」を、4月1日から導入する。契約時に行っていた書面や押印のやり取りがなくなり、Web上で契約締結と契約書等のデータ保管が可能となる。法人内で発生する契約締結やそれに関連する手続きを原則すべて電子化することで、職員の業務効率化とペーパーレス化を推進する。
今回導入するサービスは、「紙と印鑑」を「クラウド」に置き換え、契約作業をすべてオンラインで完結できるため、契約締結のスピード化とコスト削減を実現するもの。
これまで契約締結は書面でやり取りしてきたが、手続きや郵送の非効率性や増え続ける書類の管理が課題となっていた。
SMBCクラウドサインの利用により、Web上での契約締結と契約書等のデータ保管が可能となるため、印刷・製本・押印・郵送・ファイリングといった事務作業がなくなり、業務効率化とペーパーレス化が実現する。
学校法人近畿大学では今後、原則すべての契約書、注文書等に電子契約を利用し、全学的な取り組みとして電子契約の活用を推進する。電子契約を導入することによって、取引先でSMBCクラウドサインへのユーザー登録や費用負担が発生することはないとしている。
また、学校法人近畿大学は、これまでも完全インターネット出願、VISAプリペイド機能付き学生証、Amazonでの教科書販売、学内のキャッシュレス化の推進、5Gを使った学内での実証実験、顔認証決済サービスの実証実験、全学生・教職員へのSlack導入など、先進的なICTの取り組みを積極的に進めている。