萩生田光一文部科学大臣は、大学施設でのワクチン接種について「若い人たちにも接種率を高めてもらう拠点としたい」との考えを表明した。6月1日の閣議後会見で、記者からの質問に答えたもの。
萩生田大臣は、政府方針であるワクチン接種の高齢者の次は基礎疾患のある国民の方針は大前提としたうえで、「基礎疾患は自己申告なので、対象者が自治体に何人いるかというのは、現時点ではわからない」と指摘。その上で、「職場や大学などはあらかじめ対象者がわかっている」として、地域住民に次ぐ二次的な扱いとして、大学教職員や大学生の接種を提案した。
また、現在、会場提供等ができるとしている350大学に関しても、「すべて会場になるわけではない。会場にならなかった近隣大学生も、会場大学に誘導することを考えている。若い人たちに接種率を高めてもらう拠点としたい」と述べた。
小中高校教諭も接種し「安全安心な2学期を」
さらに、7月は夏休みに入ることから、「かなり思い切った大規模な対応ができる大学も出てくる。公立小中高校、幼稚園の先生に来ていただき、安全安心な2学期を迎えたい」との考えを示した。