2021年7月13日 【萩生田大臣】大学会場でのワクチン学生接種、後学期までには2回終了へ

 

萩生田光一文部科学大臣は、ワクチンの供給が一部停止された状況のなか、大学会場での接種を受ける学生に関しては、夏休みが終わる9月末までに2回のワクチン接種を終えるとの見通しを示した。大学拠点接種に必要なワクチン量は確保されていることを強調した。

大学の拠点接種について、今週から接種を開始する目途が立っているのは19大学。これまで開始されている大学と通算すると143大学で接種が行われている状況となっている。

河野ワクチン担当大臣からは、専用の申請サイトに申請したもののうち、厚生労働省が確認済みの会場についてはワクチンの供給に支障が生じない限り、当初申請した人数・スケジュールで実施できるようにワクチンの供給の手続きが進められるとの方針が示されている。

また、申請を行ったが、確認済みとなっていない会場については、順次確認作業を行った上で、8月2日の週からワクチンの配送を始め、基本的には同9日の週以降から接種を始めることとなっている。

萩生田大臣は、モデルナ社のワクチンの1日の配送可能量には限界があって、全体のワクチンの供給量や配送計画との兼ね合いのなかで、このような状況になっていると承知をしているとしたうえで、「大学拠点接種に必要なワクチンの総量は確保されている」と説明。

文科省としても、各大学等に対して今後のスケジュール等に関する連絡を行っており、接種時期が8月9日以降になるという状況も踏まえて、各大学等が希望する接種時期と、各大学等からの相談内容の精査を行い、適切な時期・人数で接種を開始し、一人でも多くの学生へワクチンが届くよう調整することとしている。

こうしたスケジュール感を踏まえて、萩生田大臣は「後期の授業には2回目の摂取は終えることができる。申請をいただいている大学についてはそういう状況にある」と述べ、9月末までには2回目の接種を終えることが可能とした。


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