萩生田光一文部科学大臣は、高校3年生など大学受験を希望している生徒に対するワクチン接種に関して、入試の時期を踏まえた適切な配慮を行うよう各自治体に要望した。9月14日の閣議後会見で述べた。
各自治体では、高齢者から順次ワクチン接種を推進しているところだが、現在ワクチンの供給も進んでおり、職域接種分を含めると、10月10日までに12歳以上の対象人口の約9割に相当するワクチンが全国に配送される予定。
こうした現状を踏まえて萩生田大臣は各自治体に対して、各地域のワクチン接種の進捗状況に応じて、接種を希望する受験生が速やかに接種を受けられるよう、入試の時期を踏まえつつ、特段の配慮を求めた。
また、各自治体の取組につながるよう、文科省では厚労省と連携し、受験生のワクチン接種について、積極的な取組を実施している自治体の取組事例を集めて事務連絡を発出する意向であることも紹介した。
併せて、文科省として、大学拠点接種を実施している大学に対して、受験生に対する配慮を要請する考えも示した。