■ポイント□
○従来の紙の修了証をデジタルで発行
○「文科省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(通称MDASH)」
○リテラシーレベルに認定された科目「データ・サイエンス」単位取得者に発行
群馬大学は、同大で実施する教育プログラムの修了証として、デジタル修了証の一つである『オープンバッジ』を導入する。第一弾として、2020年度から教養教育科目の必修科目として開講している「データ・サイエンス」の単位取得者に対してバッジを発行します。
資格や学修成果を証明するものとして、従来紙の証明書が発行されてきたが、原本の提出が困難、紛失、改ざん等の問題がある。デジタルバッジは、紙の証明書の問題点を解決し、資格や学修成果をデジタルで証明するもの。
今回導入するオープンバッジはデジタルバッジの一つで、国際標準化団体IMS Global Learning Consortiumが策定している国際標準規格。
群馬大では、これまで文科省が推進する「大学の数理・データサイエンス教育強化」の協力校に選定されおり、北関東唯一の数理・データサイエンス分野専門の「数理データ科学教育研究センター」を設置している。
このセンターが中心となって2020年度から全ての学部1年生(1学年約1100人)を対象に、必修科目「データ・サイエンス」を開講している。今回バッジ授与の対象となる科目は、昨年7月に文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(通称MDASH)」リテラシーレベルの認定を受けている。
将来的には、数理・データサイエンス教育プログラムだけでなく、同大で実施する教育プログラムの学習内容に関するディプロマ・サプリメント(学習成果の可視化ツール)としての利用も検討している。