群馬大学とJKK東京(東京都住宅供給公社、東京都渋谷区)は、9月22日から町田木曽住宅地域で、外出を支援する生活関連サービスと自動運転車両の運行を組み合わせた移動支援の実証実験を実施する。
郊外型の大規模団地では、住戸から商業施設やバス停までの距離が遠く、移動が難しい高齢者等にとって〝距離のバリア〟がある状態で、高齢者らの外出時の移動の円滑化が課題となっている。
実証実験では、主に高齢者を対象とした移動支援サービスの将来的な事業化に向けた検証を目的として、買い物で購入した日用品の配送や、外出のきっかけとなるイベントの開催などの生活関連サービスの提供と併せて、自動運転車両により移動をサポートすることで、外出を支援する。
実験は9月22日から10月5日までで、期間中無休。運行時間は午前10時から午後6時まで。実施場所は町田木曽住宅地域(町田市木曽東4-11-イ 1 ほか)。希望者は電話予約が必要だが誰でも乗車できる。
群馬大等が行う自動運転車両走行では、自動運転走行システムがアクセル・ハンドル・ブレーキの自動操作を行う自動運転(レベル2)により、2台の車両(トヨタ・アルファード)を運行する。車両にはドライバーが乗車し、必要に応じて手動運転を実施。
町田木曽住宅内に22か所の乗降場所を設置し、利用者の希望する日時・乗降場所間を走行する。乗車料金無料。