2021年12月23日 【総務省】科学技術研究費、4年ぶり減の19兆2365億円 研究者数は89万人で過去最多

総務省統計局が2020年度のわが国の科学技術に関する研究活動の状態を調査した2021年(令和3年)科学技術研究調査によると、2020年度の科学技術研究費の総額は、対前年度比1・7%減の19兆2365億円で、4年ぶりの減少となった。国内総生産(GDP)に対する研究費の比率は、3.59%と前年度に比べ0.08ポイントとわずかに上昇した。

2020年度の研究費を研究主体別にみると、企業が13兆8608億円で、研究費全体の72.1%を占める。次いで大学等が3兆6760億円(19.1%)、非営利団体・公的機関が1兆6997億円(8.8%)の順。

今年3月31日現在の研究者数は、対前年度比1.1%増の89万500人で、5年連続で増加し、過去最多を記録した。研究者1人当たりの研究費は、対前年度比2.8%減の2160万円で、2年連続の減少。

女性研究者数は、年々順調に増加を続けており、増加の加速が期待されるが、2020年度末では、対前年度比4.6%増の16万6300人で過去最多、研究者全体に占める割合は前年度に比べ0.6ポイント上昇し、過去最高だった。

 


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