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文部科学省科学技術・学術政策研究所（科政研、ＮＩＳＴＥＰ）では、科学技術イノベーションのさまざまな分野で活躍し、日本に元気を与えてくれる10名を『ナイスステップな研究者』として選定した。科政研の『ナイスステップな研究者』の選定は、平成１７年から続いているもので、過去に選定された研究者の中には、その後ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授や天野 浩教授も含まれている。
今年の選定では、科政研に日頃の調査研究活動で得られる情報や、約２０００人の専門家ネットワークへの調査で得た情報等により、最近の活躍が注目される研究者約３９０名の候補者を特定。研究実績に加えて、人文・社会科学との融合等の新興・融合領域を含めた最先端・画期的な研究内容、産学連携・イノベーション、国際的な研究活動の展開等の観点から、所内審査会の議論を経て最終的に１０名を選定した。
今年の「ナイスステップな研究者２０２１」には、今後活躍が期待される３０代～４０代、平均年齢４０歳の若手研究者を中心に、生命の進化や物質に関する先進的な基礎研究、人文学分野に情報学の技術を応用する融合研究、大型計算機を用いた大規模災害シミュレーションといった現代社会の課題に密接に関わる研究など多岐にわたる分野で、研究活動だけでなくさまざまな形で国内外へ広く研究成果を展開している研究者を選定している。
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