2023年2月8日 【神戸大】東京‐神戸間 遠隔地からロボット手術を支援する実証実験に成功 

神戸大学と、㈱NTTドコモ(ドコモ)、NTTコミュニケーションズ㈱(NTT Com)、㈱メディカロイドは、約500㎞離れた東京と神戸の2拠点間で、スタンドアローン(SA)方式の商用の5Gを活用し、若手医師のロボット手術を熟練医師が遠隔地から支援する実証実験に成功した。商用化されたモバイル通信と手術支援ロボットを用いて、約500㎞離れた関東・関西の2拠点間で遠隔支援を実施した実証実験は国内初の快挙となる。

本実証は、神戸市が産学官連携事業で推進している「神戸未来医療構想」※2の一環として取り組むものです。離れた2拠点間で一つの手術支援ロボットを操作する技術が実現すると、都市部の熟練医師の手術支援を地方部でも受けることができ、地域医療格差の是正により、日本のどこでも高度な外科医療を提供することができます。また、遠隔指導による若手医師の教育の質の向上や、医師の働き方改革にも貢献します。さらに、5Gの活用により、各病院で特別なインフラを導入することなく、低コストで均一な通信品質を利用でき、手術室のケーブルレス化が可能になるなど、汎用性の高い遠隔医療ソリューションとしての活用が見込まれています。

この実証は、地方部の若手医師が執刀するロボット手術を、都市部の熟練医師が支援することを想定したもので、具体的には若手医師のいる東京の赤坂インターシティコンファレンスと、熟練医師のいる神戸の統合型医療機器研究開発・創出拠点(MeDIP)に、手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)™サージカルロボットシステム」を配置。拠点間を5Gとクラウド基盤で接続する。

二つのサージョンコックピットでロボット手術を行う機能を新たに導入。高精細な手術映像や音声、ロボット制御の大容量データを、セキュアかつリアルタイムに伝送することで、東京の若手医師が行うロボット手術に対して、神戸の熟練医師が遠隔から手術状況を確認し、会話やロボットの代理操作を行うことが可能となり、遠隔地からの手術支援・指導を実現した。

神戸大、ドコモ、NTT Com、メディカロイド、神戸市の五者は、5Gを活用した遠隔ロボット手術支援ソリューションの実用化を目指し、臨床利用を想定した技術・機能の開発や、ロボット手術トレーニングなどの検証を進める。さらに、早期社会実装に向けて行政や学会に制度設計の準備などの働きかけを行うなど、パートナーと引き続き連携して取り組む。また、次世代ネットワークを導入し、より低遅延・高信頼な遠隔医療を実現することで、医療業界のさらなる発展に貢献する。


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