AIが叶える未来の音楽体験―。理化学研究所の浜中雅俊氏らは、AI(人工知能)技術を用いた五つの無料音楽アプリを公開した。公開したのは、リスナーが自ら音楽をコントロールして楽しめる能動的な音楽鑑賞が楽しめる「サウンドスコープフォン」「メロディスロットマシン」など。新型コロナウイルス感染拡大により、日常生活でさまざまな活動が制限されるなか、アプリを通じて新しい音楽体験を提供する。
ⅰPhone対応の「サウンドスコープフォン」など
これらのアプリを開発したのは、理研革新知能統合研究センター目的指向基盤技術研究グループ音楽情報知能チーム医の浜中チームリーダーら。ⅰPhone対応の「サウンドスコープフォン」をはじめ、音楽理論GTTMに基づく音楽構造分析が行える「GTTMタイムスパンツリーエディタ」を公表した。
また、最新のOSに対応し、再公開したiPad、iPhone用アプリ「バンドナビ」は、ミュージシャンのネットワークをたどることで、新たな音楽バンドや楽曲の発見につながる。
サウンドスコープフォンとメロディスロットマシンの紹介映像は、YouTubeで公開中。また、各アプリのダウンロードや紹介映像はウエブサイト(https://gttm.jp/hamanaka/news)から閲覧できる。