熊本大学では、環境省の「中山間地域における電動マイクロバスの評価検証委託事業(令和3~5年度)」に、同大が提案した「球磨村電動スクールバス実証事業」が採択された。
同事業は、球磨村で小中学生の通学に使う電動スクールバスを運行し、再生可能エネルギー連系、非常電源としての活用を含めた実証試験を実施。電動スクールバスの地域での最適な運用方法を提案し、効用と価値を明らかにして、全国普及を目指す全国初の取組。
全国の中山間地域では、カーボンニュートラルに加え、エネルギー地産地消、地域強靭化、過疎化や学校統廃合を受けた交通手段の確保などの地域課題があるが、電動スクールバスは、これらの有効な解決手段であり、球磨村の創造的復興に貢献することが期待される。