2022年9月2日 【法政大】企業と共同研究「アプリ活用した在宅の高強度インターバルトレーニングが乳がんサバイバーの倦怠感に与える影響」

法政大学生命科学部・大学院スポーツ健康学研究科の越智英輔研究室と㈱ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(本社:東京都港区、BTC)は、「アプリを活用した在宅の高強度インターバルトレーニングが乳がんサバイバーの倦怠感に与える影響」に関する共同研究を開始した。

この研究では、世界に先駆けて、乳がんサバイバー自身の都合に合わせて自宅等の生活の場で、自体重を用いた高強度・短時間・間欠的運動トレーニング(HIIT)を行うための運動方法の教示ビデオを提供し、運動習慣やQOL(生活の質)を日常生活の場で評価するWebアプリケーションを開発する。また、手首に装着する時計型のウェアラブルデバイスにより、健康・医療データの収集も行う。

これらから、乳がんサバイバー個人には、運動の動機付けや健康データのセルフモニタリング、そして医療従事者には、取得した患者報告アウトカム(PRO)とウェアラブルデバイスを通じた客観的データの共有ができ、適切なタイミングで患者への通知・指導が可能となる。

今回、共同研究を行う越智研究室は、健康・スポーツ科学の領域のなかでも特に運動生理・生化学の観点から研究を推進。また、がん患者・サバイバーへの運動プログラム(HIIT)の開発を国立がん研究センター、がん研有明病院、神奈川県立保健福祉大学、国立看護大学校と共同で展開している。同プロジェクトは、日本乳癌学会や乳がん体験者からのサポートを受けながら、がん患者・サバイバーの方々に役立つプログラムを届けることを目標にしている。


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