国立歴史民俗博物館くらしの植物苑は、4月11日から30日まで、特別企画季節の伝統植物「伝統の桜草」を開催する。花色・花形の多様な桜草を展示するとともに、2003年に寄贈された桜草花壇による伝統的な観賞方法を再現するなど、展示方法にも工夫する。
また、今年度は「サクラソウの八重咲とそれに関わる遺伝子」をテーマとして、花の形態形成に関わる遺伝子のABCモデルの紹介と、八重咲サクラソウの分解・観察により、雄しべが花弁に変化することで八重咲化していることを紹介する。
さらに、サクラソウのABCモデルに関わる遺伝子を対象として、がく、花弁、花筒、雄しべ、雌しべの各器官の発現傾向について一重咲と八重咲での違いをパネルで解説する。