■ポイント□
〇市内の保育師580人
〇スキル・マインドの伝承が課題に
〇DVDを養成校等に配布
横浜市は、市内で働く保健師の活動や魅力を発信し、学生の教育と保健師の人材育成に活用するため、横浜市立大学教員地域貢献活動支援事業(研究代表:有本梓医学部看護学科准教授)との協働により動画を作成した。この動画は、横浜市のベテラン保健師6人へのインタビューをもとに、保健師を目指す学生や若手保健師に向けた熱い思いを伝える生きた教材となっている。
横浜市では、約580人の保健師が在籍しており、市民に最も近い地域で健康と生命を守る仕事から、子ども・子育て支援、健康横浜21、地域包括ケアの各推進計画など横浜市全体の施策立案まで、幅広い業務に取り組んでいる。
ここ数年、少子高齢化の進展や社会的孤立などにより8050問題や虐待、健康格差といったより高度な専門能力や知識・経験が必要な対応が増えているが、横浜市保健師の約半数が20~30歳代であるなど、スキル(技術)やマインド(職業観)の伝承が課題となっている。
インタビュー内容は、①横浜市保健師として働く魅力、②保健師として大切にしていること、③保健師の仕事を通し目指していること、④やりがいを感じたエピソード
後輩保健師・保健師を目指す学生へのメッセージ‐など。
保健師養成校等に動画DVDを配布し、学生の頃から横浜市保健師の魅力を知ってもらう。各区福祉保健センター等に配付するとともに、新任期研修等の教材として特に若手保健師の人材育成に活用する。ウェブサイト等での公開は予定していない。