2022年4月25日 【横浜市大】学生がフードロスの課題に取り組み、廃棄野菜を減らすための商品開発に協力

■ポイント□

○廃棄野菜を減らしフードロス課題に取り組む

○野菜のお出汁「飲む野菜ファースト」開発に協力

○ビジネスを通じて社会問題解決

 

 

横浜市立大学の学生たちが、廃棄野菜を減らすことを通じてフードロスの課題に取り組むプロジェクトに参加し、『八百屋さんのべジブロス〝飲む野菜ファースト〟』の商品開発に協力している。『八百屋さんのべジブロス〝飲む野菜ファースト〟』は、8種の野菜を南足柄の名水「金太郎の力水」を使用してじっくりと煮込んだ、そのまま飲めるベジブロス(野菜のお出汁)。

以前からフードロスに関心をもっていた同大学生が、国際商学部の吉永崇史教授(経営組織論)に今後の活動の方向性について相談し、さまざまな社会人との対話の機会を得ることができた。そこから野菜の仲卸業界ですでにフードロス問題の改善に取り組んでいる㈱つま正(横浜市神奈川区)とつながったことがきっかけで、産学連携プロジェクト「飲む野菜ファーストプロジェクト」が立ち上がることになった。

このプロジェクトは、野菜の真の美味しさを味わってもらうことで永続的なフードロス削減、農業支援を目指すもの。

このプロジェクトでは、つま正と横浜市立大学の学生が、同社で出る廃棄野菜を原材料とした商品開発を目指し、さまざまなアイデアの中から『飲む野菜ファースト』という野菜ジュースを開発している。

学生たちの発案により、この商品の販売促進や新商品の開発に必要な資金の調達に、クラウドファンディング「CAMPFIRE GoodMorning」を活用している。このプロジェクトを通じて、商品開発そのものを持続可能な形にしていくことで、永続的な農業支援とフードロス削減とを繋げることを目的としている。

『飲む野菜ファースト』は、6月から販売が開始される予定。

今後も学生たちは、これまで本学で学んできたこと、実際に経験してきたことを活かし、企業にも環境にも社会全体にも利益になるフードロス削減に向けた取り組みを考え、ビジネスを通じて社会問題を解決する持続可能な活動を進める方針だ。

 


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