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横浜市立大学と㈱ＣＲＯＳＳ ＳＹＮＣ（本社：横浜市金沢区）は、日本医療研究開発機構（ＡＭＥＤ）の令和4年度「医工連携・人工知能実装研究事業」として、『患者のライブ映像を含むマルチモーダルな医療データを用いたＡＩ技術により、重症患者の身体観察所見及び重症度評価を自動化するＡＩ見守り機能を搭載したＤ－ｔｏ－Ｄの遠隔ＩＣＵテレメディシン・サービスの実装研究』（研究代表者：横市大附属病院集中治療部・高木俊介准教授）を実施する。
集中治療専門医が不足する医療現場で、特にニーズの高い「資源管理」と「疼痛・精神管理」について、ＡＩ技術を活用した遠隔ＩＣＵシステムを実装することにより、〝医療安全と質の改善〟〝現場医療と遠隔ＩＣＵスタッフの負担軽減〟を目指す。
具体的には、患者の映像データを用いた動画像解析により、重症度や疼痛・鎮静・せん妄管理のための評価（精神状態評価）を常時自動でモニタリングできるＡＩ技術を開発し、医療機器として社会実装することを目的としている。
横市大では、ＡＩ技術の実装基盤となる遠隔ＩＣＵシステムの利用者の観点から、患者の遠隔診療のために必要なデータ項目に関する調査や要件定義、さらにＡＩ技術の開発に必要となるノウハウの提供を行う。
また、これらに基づき開発されたAI見守り機能を備えた新たな遠隔ＩＣＵシステムの実証の場を提供することで、成果物の早期の社会実装を目指す。さらに、遠隔ＩＣＵ支援病院と遠隔ＩＣＵ被支援病院での医療従事者の労務量を調査、可視化することで、ＡＩ見守り機能と遠隔ＩＣＵシステムの利活用による労務負担軽減効果を明らかにする。
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