横浜市立大学は、文理問わず全学部の学生を対象とした「ADEPTプログラム(AI Data Science Education Program for Tomorrow)」が、8月24日付で文部科学省から「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」に認定された。また、データサイエンス学部の学生を対象とした「データサイエンス人材育成プログラム」が、同日に「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)2プラス」に選定された。応用基礎レベルプラスは公立大学で唯一の選定となった。
「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)プラス」は、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)」に認定されたプログラムのうち、先導的で独自の工夫・特色を有するプログラムに与えられるもの。今回が初の認定で、横浜市大を含めて全国で9大学(国立6、公立1、私立2)のみが選定された。
横浜市大は、2018年に首都圏初のデータサイエンス学部を、2020年には博士後期課程を含むデータサイエンス研究科を設置した大学として、データサイエンス学部だけでなく、人文社会科学系や理学系、医学系を含めた全学部でデータをもとに事象を適切に分析・説明できる素養と技能「データ思考」をもった人材の育成に取り組んでいる。
【ADEPT(アデプト)プログラムの特色】全学部(国際教養学部・国際商学部・理学部・データサイエンス学部・医学部)の学生を対象とした「ADEPTプログラム」は、修得した知識・技能を基に、人間中心とした適切な判断ができ、自らの意志でデータやAI技術を有効かつ、安全に活用することができる素養を身に付けることを目的としている。
データを読み、説明し、扱う事ができる基礎的能力を身に付け、学修した数理・データサイエンス・AIに関する知識・技能を基に適切な活用方法等を体系的に修得できるプログラムとなっている。ADEPTプログラム科目のうち、必修科目2科目、選択必修科目1科目以上を履修することで修了となる。