■ポイント□
〇いつ起こるかわからない大規模災害に備える
〇園児と職員が日常活動の延長線上で町の資源と活用方法学ぶ
横浜市立大学は横浜市神奈川区と、保育・教育施設向け防災教材「てくたくまっち」を完成させた。
同大では、いつ起こるかわからない大規模災害に備えて、保育・教育施設の防災対策に取り組むため、「保育・教育施設防災アドバイザー派遣事業」を実施してきた。
令和元年度から開始した同事業の集大成として、保育・教育施設に通う園児と職員が、日常の活動の延長線上で、防災・減災の視点からまちの資源と活用方法を学ぶことができる教材『てくてくまっち』を制作した。
制作にあたっては、保育所や幼稚園の職員と横浜市立大の学生と取組に賛同した出版社や印刷会社などの協力を得て、官民学一体で取り組み、これまでにない実践的な教材が完成した。
教材は神奈川区内の保育・教育施設約130施設に配布し、園児や職員の防災意識の向上を図る。