東洋大学IR室は、今年度のIRシンポジウム「大学教育改善に「全国学生調査」をどう活かすか」を12月10日㈯午前10時から正午まで、日本高等教育学会IRプロジェクトの後援を得て開催する。
「全国学生調査」は、学修者本位の教育への転換を目指す取り組みの一環として、国として学生の学びの実態を把握することにより、各大学における教育改善の促進、学生一人一人が調査を通じて自らの学びを振り返ることで今後の学修等をより一層充実させること等を目的とされている。今年第2回試行調査が実施され、この調査結果を大学教育改善にどのように活かすか、大きく注目されている。
今回のシンポジウムでは、矢口悦子東洋大学長・IR室長・文学部教授の開会挨拶に続いて、山田礼子同志社大学教授・大学教育学会会長が「学生調査の活用とその意味:日本高等教育学会IR全国調査も参考に」をテーマに基調講演を行う。
また、濱中義隆国立教育政策研究所高等教育研究部副部長・総括研究官が「全国学生調査をどう活用するか―試行調査の経験から―」、劉 文君東洋大学IR室教授が「全国学生調査からみられた東洋大学の学生の学びと成長」をテーマに講演する。
引き続いて4氏によるパネルディスカッションを行い、質疑応答も交え全国学生調査の意義や結果の活用について、多角的な議論を予定している。
視聴は公式ウェブサイト内特設ページで。申込みは12月7日まで。参加無料。