東京工業大学社会人アカデミーでは、サステナブルファイナンスやESG投資の実務担当者、またはこれらに興味を持つ社会人を対象に、「理系思考でつくる新ファイナンス論」セミナーで、『気候変動・生物多様性とファイナンス』クラスを10月から開講する。
気候変動問題に対処するための低炭素(脱炭素)社会への移行の中で、企業の持続的な成長を支えるためのファイナンスの役割は何かという点について考察を深めるもの。
環境・社会・ガバナンス(ESG)の問題の中で、主に、環境の観点から、気候変動問題、生物多様性の問題からファイナンスの役割を考え、終盤で、社会の観点でのファイナンスについても触れる。
開講日は10月7日、14日、21日の各金曜日。それぞれ午後6時30分から8時40分。受講料は3万3000円(税込み)。講師は元金融庁フィンテック室長の三輪純平氏(㈱リクルート)と、東工大リベラルアーツ研究教育院/環境・社会理工学院社会・人間科学系の猪原健弘教授が務める。
7日は気候変動・生物多様性問題、ESG投資、14日はサステナブルファイナンス(直接・間接金融型ファイナンス、グリーン・トランジションファイナンス)、21日は企業のサステナビリティ、気候変動・生物多様性と金融機関の行動などのセッションが行われる。