東京大学は、韓国 Chey Institute for Advanced Studiesと共催で、12月1日㈭・2日㈮の2日間、「東京フォーラム 2022」を安田講堂で開催する。東京フォーラムは、地球と人類社会が直面する課題について、異なる背景をもった多様な人々が自由に情報と意見を交換し、課題解決の方策を検討し提案する場。『Shaping the Future(未来を形作る)』を包括的なテーマとして、2019年から年一回開催している。フォーラムの様子はオンラインでも同時配信する。
国際秩序を脅かすウクライナ侵攻、COVID-19やサル痘の感染拡大による地球規模の公衆衛生危機、社会の経済活動がもたらした環境問題など、数々の困難に人類は直面している。
東京フォーラム2022では『哲学と科学の対話』をテーマに掲げ、人類がより豊かに生きるため、また、あるべき社会の姿について新たな共通理解を見出すため、世界各国から有識者をお招きして多面的なディスカッションを行う。
基調講演には、第8代国連事務総長のパン・ギムン氏、シカゴ大学のポール・アリヴィサトス学長、総合研究大学院大学の長谷川眞理子学長が登壇。また、初日に開催されるハイレベル・トークセッションには『なぜ世界は存在しないのか』(講談社)などで知られるボン大学のマルクス・ガブリエル教授や、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構長の大栗博司特任教授、2日間にわたって繰り広げられるパネルディスカッションには、SDGsの前身であるミレニアム開発目標(MDGs)への尽力や『貧困の終焉:2025年までに世界を変える』(早川書房)で知られる、コロンビア大学のジェフリー・サックス教授など、世界の有識者が多数登壇する。