東京大学では、九州旅客鉄道㈱(JR九州」)、JR九州駅ビルホールディングス㈱、㈱JR博多シティとソフトバンク㈱の五者は、JR博多駅に立地する大型商業施設「JR博多シティ」で、来館者数や売り上げに影響を及ぼす要因をAI(人工知能)で特定し、さらに高精度な長期予測を行う研究を、今年1月から共同で実施している。
この共同研究は、九州地方で最大級のターミナル駅に隣接する大型商業施設「JR博多シティ」で、来館者数と売り上げ予測をするもの。
駅から半径2.5㌖圏内に鉄道・空港・港・商業地区などがコンパクトに存在するJR博多駅を、日本の成長する都市の代表的なモデルと位置付けている。そのJR博多駅に隣接する「JR博多シティ」の来館者数には、JR博多駅の乗降客数・気象・周辺イベント・社会情勢など多くの要因が関連しており、将来予測が難しい現状がある。
そこで今回、ビッグデータやAIの活用により、現状の可視化および来館者数や売り上げの予測を行うことで、「JR博多シティ」での施策に反映し売り上げの拡大を図るとともに、客にとって、より楽しく、より生活が豊かになるような魅力的な施設づくりを目指す。