■ポイント□
〇日本人一般住民集団5万人分の全ゲノム情報の解析を完了
〇官民共同10万人全ゲノム解析計画に基づくもの
〇2021年3月に設立した「全ゲノム情報と医療・健康情報の統合解析コンソ」からも大きな支援を受けている
〇5万人のうち3.8万人分の解析データをもとに、日本人全ゲノムリファレンスパネルを公開
東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)は、官民共同10万人全ゲノム解析計画に基づき、東北メディカル・メガバンク計画(TMM計画)によるコホート調査に参加した約15万人のうち5万人分の全ゲノム解析を完了した。
一般住民の集団を対象とした大規模な全ゲノム解析としては世界有数の規模で、今後、日本における革新的な創薬をはじめ多様な研究開発に貢献することが期待される。
今回の解析をもとに、血縁関係にないと推定される3.8万人分のバリアントのアレル・ジェノタイプ頻度情報からなる日本人全ゲノムリファレンスパネル38KJPNがデータベース jMorpで公開される。