東北大学大学院国際文化研究科は、2月3日からMS&ADインシュアランスグループホールディングス㈱とMS&ADインターリスク総研㈱の寄附を受けて、寄附講義「プロジェクトリスクマネジメントⅡ」を開講する。
リスク対策と持続可能な開発に関する理解を深めることを目的とした寄附講義を開講するもの。リスクマネジメント理論に加え、ESG・インパクト投資、コロナが変えた世界、プラスチック資源循環法、人工知能など最新の話題に関する講義を行う。さらに、開発途上国の災害リスクマネジメントや汚水管理、国際協力、都市型農園などSDGsに関するトピックも幅広く扱う。
今年度で3回目を迎える同寄附講義は、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、グローバル人材育成や知の創出につなげることを目的として開講するもの。MS&ADインシュアランス グループは講座開設趣旨に賛同し、サステナビリティ活動の一環として協力する。
東北大は、「東北大学復興アクション」と〝社会にインパクトある研究〟を両輪とする『東北大学版SDGs』を新たな社会連携の取り組みとして位置づけている。〝社会にインパクトある研究〟では、持続可能で心豊かな社会の創造のため、持続可能環境の実現、安全・安心な社会の構築などを掲げ、社会連携による多様なセクターとのパートナーシップのもと、SDGsの達成に貢献する。
また、MS&ADインシュアランス グループでは、2018年度にスタートした中期経営計画「Vision2021」で、2030年に目指す社会像として〝レジリエントでサステナブルな社会〟を掲げている。社会を取り巻く多様なリスクや社会的課題に向き合い、安定した人々の生活や活発な事業活動を支えるビジネスモデルの推進によって持続的に成長し、SDGsの達成に貢献することとしている。